学生の声|特別フォーラム|第5回
日時 :2020年6月7日
講師 :アビシェーク・アナンド、シルピ、アプールヴァ、アリ、アプールヴァ、サラニャ
会場 :オンライン(ZOOM)
対象者:日本語教師
参加費:無料
企画 :アルン・シャム
蟻末淳(国際交流基金ニューデリー・チェンナイ、インド)
申込者:87名(14カ国)
【内容】
今回は100時間以上のオンライン授業を体験してきた6名の日本語を専攻しているインドの大学生が、オンライン授業を批判的に省み、フィードバックを行ない、日本語教師と交流するフォーラムを設けさせていただきます。
新型コロナウィルス感染で、世界各地でここしばらく、日本語授業をオンラインでせざるを得ない状況になってきています。しかしオンライン授業の経験や安定したネット環境の有無等様々な悩みを抱えている方々も多いでしょう。当フォーラムは、日本語の学習者と教師が集まり、学術的な話をするより、それぞれが直面している問題と今すぐできる対策について積極的にお互いに話し合い、また、現地からの生の声が届き、今後実践に役立つ情報交換できる場が提供できればと思い、JLESA特別フォーラムを企画しました。
参加者からの声
Emi Matsumoto, Japan Foundation New Delhi
2020年6月7日(日曜日)JLESA特別フォーラムに参加させていただきました。第5回は「学生の声」でした。 この特別フォーラムでは、「今、まさに知りたいこと!」をテーマにとりあげて、開催してくださったのでいつも刺戟的で大変興味深く参加させていただきました。 今回は、日本語を学んでいる6名の学生から「オンライン授業になった今だからこそ思うこと」を教えてもらいました。
** 「対面授業からオンラインになって」**、**「オンランだからこそ現れた問題とその解決方法」**、**「どのようにしたらモチベーションを保てるのか」**、**「オンライン授業のこれから」**をテーマに全体で話してもらい、その後、グループになり直接発表者に質問できる時間も設けていただきました。
印象に残ったのは、「毎日6時間のオンライン授業になって、新しく身につけたのは、ホウレンソウの大事さ、自分自身のスケジュールを立てること、授業準備に自分で検索することなどがとても有効的な学びになった」や、「学生からみた**オンライン授業の上手な先生**は、①学生と積極的に話し、ともに学ぶ姿勢があること、②計画を学生と共有して実行にうつす教師、③カリキュラムを大事にしすぎて一方的に喋らず、トピックを設け、話し合いの場を作る教師」といった学生の視点から見た意見です。
オンラインだからこそ自分でマネジメントして検索することができたり、世界の日本語学習者と話す機会があったりした、とポジティブな意見がある一方、どうしても解決できないインターネット環境や反応やジェスチャーが伝わりにくいといった意見もあり、一教師としてとても参考になりました。
このような学び多い場をいつも作ってくださった、アルンさん、蟻末さん、に感謝します。そして発表者の方々、本当にありがとうございました。