日本語教師の視点から見た琉球諸語の宮古語・八重山語|JLESA特別フォーラム|第24回
日時 :2022年5月29日(日)、インド時間14時30分〜16時30分(GMT+5:30)
会場 :オンライン(ZOOM)
対象者:日本語教育関係者
参加費:無料
【内容】
2009年、ユネスコが“Atlas of the World’s Languages in Danger”において日本での消滅の危機にある8言語が発表され、そのうち6言語が琉球諸語でした。琉球諸語の「奄美語・国頭語・沖縄語・宮古語」が「危険」レベル、「八重山語・与那国語」が「重大な危険」レベルにあるとされています。本発表では日本語と姉妹語関係にあるとされるその琉球諸語を概観し、その中から発表者らの出身地の言語である宮古語と八重山語について、方言研究者ではなく、潜在話者の日本語教師としての視点からそれらの言語的特徴や今現在の当地域での使用状況等を紹介します。さらに、琉球諸語の影響を受けた地域共通語としての日本語(ウチナーヤマトゥグチ等)や言語継承の課題、デジタル教材の紹介を行います。
【講師プロフィール】
渡真利 聖子(とまり せいこ)先生
琉球大学グローバル教育支援機構講師。現在、大学における留学生日本語教育や日本語教育副専攻の授業を担当。研究では、沖縄県内における外国につながる子どもたちや地域生活者としての外国人に対する日本語教育・支援について調査、検討を行っている。
新城 直樹(あらしろ なおき)先生
琉球大学グローバル教育支援機構講師。2007年より日本語教育に携わり,2014年より現職,留学生日本語教育や日本語教育副専攻の授業を担当。現在,漢字教育のデジタルコンテンツ,沖縄語(ウチナーグチ),八重山語(ヤイマムニ)の学習用Webアプリ開発を行っている。
【企画・お問い合わせ】
アルン・シャム、英語外国語大学アジア言語学科(arunshyam@efluniversity.ac.in)
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